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公開日:
2026/6/15
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最終更新日:
2026/6/15
モビリティ・アドトラック
アドトラック・OOH広告の用語集|出稿前に知っておきたい16用語を解説
この記事のポイント
この記事では、アドトラック・OOH広告の基礎用語から、広告効果測定で使われる主要KPIまでをわかりやすく解説します。
具体的には、以下のような用語を「定義」「アドトラックとの関連」「具体例」の3つに分けて整理しています。
・アドトラック / OOH / DOOH
・ジオターゲティング / トラフィックボリューム / 視認性
・リーチ / フリークエンシー / OTS
・インプレッション / アテンション / ブランドリフト / SOV
アドトラック出稿を検討している広告主・マーケティング担当者が、媒体理解や効果検証をスムーズに進めるための基礎知識をまとめた用語集です。
アドトラックの出稿を検討する際、効果指標や業界特有の用語が数多く登場します。担当者として最低限押さえておくべき用語を、「定義」「アドトラックとの関連」「具体例」の3点セットでわかりやすく解説します。
なお、効果指標・認知理論・ブランド測定の用語については別コラム「広告効果指標・認知理論用語集」をあわせてご参照ください。
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まずはアドトラックとOOH広告を理解するための基本概念を整理します。
1. アドトラック広告の基礎用語
① アドトラック(Ad Truck)
定義:トラックの車体に大型広告ポスターをラッピングし、都市部を走行しながら広告訴求を行う屋外広告手法。モビリティ広告とも呼ばれる。
アドトラックとの関連:本コラムの主役となる媒体。走行エリア・ルート・時間帯を広告主が設定でき、ターゲット層が集まるエリアに集中的にリーチできる点が特徴。
具体例:渋谷・新宿・銀座など人流の多い都心エリアを走行し、通行人・信号待ちの歩行者・車内からの視認者に同時にリーチできる。
② OOH(Out of Home)広告
定義:屋外・交通機関・商業施設など「家の外」で接触する広告メディアの総称。看板・電車内広告・デジタルサイネージ・アドトラックなどが含まれる。
アドトラックとの関連:アドトラックはOOHの一形態。固定型OOH(看板・サイネージ)と異なり、走行による「移動型リーチ」が最大の差別化ポイント。
具体例:渋谷スクランブル交差点の大型ビジョン・電車内ステッカー・アドトラックはすべてOOH広告に分類される。
③ DOOH(Digital Out of Home)

ohpnerが担当した「Ready Crew(レディクル)」の品川駅デジタルサイネージ広告事例。詳しくはこちら。
定義:デジタル技術を活用した屋外広告。デジタルサイネージや電子看板など、動的なコンテンツ配信が可能なOOH広告を指す。
アドトラックとの関連:アドトラックはOOH広告の一種だが、東京都条例によりLEDビジョンや映像表示は認められていない。そのため、DOOHではなく、静止画ポスターによって訴求するOOH媒体として位置づけられる。
具体例:駅構内の大型デジタルサイネージや、ショッピングモールの電子看板がDOOHの代表例。
④ トランジット広告(Transit Advertising)
定義:電車・バス・タクシーなど交通機関の車体・車内を利用した広告の総称。
具体例:山手線の車内ドア上ステッカー・タクシーのサイドラッピング・アドトラックはいずれもトランジット広告に分類される。
⑤ ジオターゲティング(地理的ターゲッティング)

定義:特定の地理的エリアを絞り込んで広告を配信・展開する手法。デジタル広告では位置情報データを活用し、OOH広告では走行エリアや掲出場所の選定で実現する。
アドトラックとの関連:アドトラックは走行エリアを広告主が指定できるため、OOH広告の中でも高いジオターゲティング精度を持つ。「渋谷の20代女性に届けたい」「丸の内のビジネスパーソンに認知させたい」といった目的に対応可能。
具体例:美容医療クリニックが銀座・表参道エリア限定で走行させることで、高所得層・美容感度の高い層にピンポイントでリーチするケースが増えている。
⑥ トラフィックボリューム(通行量)
定義:特定のエリア・地点を通過する人・車の数。広告効果の基礎となる指標であり、出稿エリア選定の重要な判断基準となる。
アドトラックとの関連:アドトラックの潜在的リーチ数を左右する最重要要素。渋谷・新宿・銀座などの主要エリアは東京都公式人流データでも都内有数の集客エリアとして位置づけられており、トラフィックボリュームが高い。
具体例:ohpnerでは人流データをもとに走行ルートを設計し、トラフィックボリュームが高い時間帯・ルートを優先的に選定している。
⑦ 視認性(Visibility)
定義:広告が通行人・消費者の目に入りやすいかどうかを示す概念。広告サイズ・設置場所・デザインのコントラスト・周囲の視覚的競合などが視認性に影響する。
アドトラックとの関連:全長約12mの4tトラックを使用するアドトラックは、固定型屋外広告と比較して物理的なサイズが大きく、視認性が高い。特に信号待ちの歩行者・ドライバーに対しては、強制的な視認が生まれやすい。
具体例:ohpnerの広告効果調査(2026年2月)では、モビリティ広告の広告到達率は56.4%。半数以上が「自然と目に入った」と回答しており、高い視認性が数値で確認されている。
2. 広告効果を測る指標
出稿前後の効果検証や、他媒体との比較に使われる主要KPIを整理します。アドトラックの文脈でどう使われるかを合わせて理解しておくことが重要です。
① リーチ(Reach)
定義:特定の広告に接触した異なるユーザーの数(ユニーク数)。同じ人が複数回接触しても1人としてカウントする。
アドトラックとの関連:アドトラックのリーチは、走行エリアのトラフィックボリュームに基づいて推計される。同じルートを繰り返し走行した場合でも、初めて目にした人のみがリーチとしてカウントされる。
具体例:渋谷エリアを30日間走行した場合、期間中に渋谷を訪れた異なる人の数がリーチの推計値となる。
② フリークエンシー(Frequency)
定義:同一ユーザーが同じ広告に接触した平均回数。リーチと組み合わせて広告の届け方を評価する。
アドトラックとの関連:アドトラックは同一エリアを繰り返し走行するため、そのエリアに頻繁に来る人のフリークエンシーが自然に高まる。これがザイアンス効果(単純接触効果)と組み合わさって記憶定着につながる。
具体例:毎日渋谷を通勤で使う人は、渋谷を走行するアドトラックに週5回以上接触する可能性があり、フリークエンシーが高くなる。
③ OTS(Opportunity To See/広告接触機会)
定義:広告を見る機会(接触機会)の数。実際に見たかどうかではなく、見られた可能性のある回数を示す。
アドトラックとの関連:アドトラックのOTSは、走行ルート上のトラフィックボリュームから算出される延べ接触機会数。OTSが高くても視認性が低ければ、広告認知にはつながりにくい。
具体例:新宿駅前を1日10往復するアドトラックのOTSは、その時間帯の通行者数×10回分として推計される。
④ インプレッション
定義:広告が表示された回数の総計。デジタル広告では1回の表示=1インプレッションと定義される。OOH広告ではOTSに近い概念として使われる。
アドトラックとの関連:デジタル広告との比較・予算配分の議論でよく使われる指標。アドトラックの場合、走行エリアのトラフィックデータから延べ接触数として推計する。
具体例:「1ヶ月の走行でインプレッション○百万回相当」という形で、デジタル広告との費用対効果を比較する際に使われる。
⑤ エクスポージャー(Exposure)
定義:広告に物理的・知覚的に接触すること。OTSやインプレッションが「機会」を示すのに対し、エクスポージャーは実際に知覚された接触を指す。
アドトラックとの関連:アドトラックは走行中に通行人の視野に入ることでエクスポージャーが発生する。信号待ち・歩行中など、立ち止まっている状態での接触はエクスポージャーの質が高い。
具体例:信号待ちでアドトラックが目の前に止まった場合、視野に入り・意識に残る高品質なエクスポージャーが発生する。
⑥ アテンション(注意・注目量)
定義:定義: 消費者に対して興味を引き、意識をこちらに向かせるための概念(仕掛け)。単に視界に入っただけでなく、実際に意識を向けられたかどうかを重視する。同じ1インプレッションであっても、アテンションが取れているものほど「質の高いインプレッション」として評価される。
アドトラックとの関連:音とビジュアルを同時に訴求できるアドトラックは、視覚だけの看板広告と比較してアテンションを獲得しやすい。ohpnerの調査では「音楽を伴っているので耳で聞いてからトラックを見る」という行動が確認されている。
具体例:BGMが流れるアドトラックが近づいてくると、まず聴覚でキャッチされ、その後視覚でビジュアルを確認するという二段階のアテンション獲得が発生する。
⑦ ブランドリフト
定義:広告接触前後でブランドに対する認知・好感度・購買意向などの指標がどれだけ向上したかを測定する手法・指標。
アドトラックとの関連:ohpnerの広告効果調査(2026年2月・n=3,978)では、広告認知者は非認知者と比較して商品認知約4.7倍・商品興味約5.1倍・購買検討約8.1倍というブランドリフトが確認されている。
具体例:アドトラック走行前後で同一ターゲット層に対してアンケートを実施し、「そのブランドを知っているか」「購入を検討するか」の変化を測定することでブランドリフトを算出する。
⑧ SOV(Share of Voice/出稿シェア)
定義:特定のカテゴリー・エリアにおける自社の広告出稿量が占める割合。競合他社と比較した「広告の声の大きさ」を示す指標。
アドトラックとの関連:特定エリアでアドトラックを集中的に走行させることでSOVを高め、競合ブランドより先に想起を獲得する戦略として活用できる。エリアドミナンス戦略とも連動する概念。
具体例:渋谷エリアで同業他社がアドトラックを走らせていない期間に集中出稿することで、そのエリアでのSOVを一時的に独占できる。
3. まとめ
本コラムでは、アドトラック・OOH広告を理解するための基礎用語16語を解説しました。出稿前にこれらの用語を把握しておくことで、代理店・媒体社との商談や効果検証の議論をスムーズに進めることができます。
ohpnerでは、用語の理解から走行エリアの設計・申請代行・効果測定まで、アドトラック出稿に必要なすべてをワンストップでご支援しています。まずはお気軽にご相談ください。
※ 本コラムの用語解説は2026年時点の業界標準的な定義に基づきます。
■ ohpner株式会社について
ohpnerは、「モビリティ広告(旧:アドトラック)」という概念を業界で定義し、市場の健全化と拡大を牽引してきた会社です。媒体開発・車両管理・オペレーション・販売をすべて自社で持ち、ポケモン・プログリット・石川県小松市など、ナショナルクライアント・上場企業・自治体への出稿実績を持ちます。
アドトラックの開発者として、また複数のオフライン広告を扱う代理店として、目的の整理から活用案の設計まで伴走します。
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