COLUMN

コラム

公開日:

2026/5/13

|

最終更新日:

2026/6/18

モビリティ・アドトラック

【2026年最新版】アドトラックの規制・申請を正しく理解するー東京での走行ルールと安心して出稿できる環境とは 

この記事のポイント

・アドトラックの規制は「デザイン・外観(屋外広告物条例)」「音量(東京都環境確保条例)」「走行許可(道路交通法第77条)」の3軸から成り、出稿前に複数の申請が必要となる。
・2024年6月の条例改正により、都外ナンバー車両にも東京都屋外広告物条例が全面適用され、都内を走行するすべての広告宣伝車が規制対象となった。
・TOAAのデザイン自主審査(約7日)・屋外広告物許可申請・道路使用許可申請が一連に並ぶため、キャンペーン開始の6〜8週間前からの準備が必要。
・ohpnerは全申請手続きをワンストップで代行し、広告主はキャンペーン設計に集中できる環境を提供している。
アドトラックの規制・申請を理解するコラム_画像①_ohpner株式会社

アドトラック(広告宣伝車)とは、渋谷・新宿・銀座といった人の多いエリアをトラックで走行しながら認知を獲得する、屋外広告(OOH)の一形態です。

出稿を検討する際に見落とされがちなのが、複数の法律・条例が重なり合う複雑な規制環境です。2024年6月の条例改正によって都外ナンバー車両にも規制が全面適用されましたが、申請フローを正しく把握できていない事業者は依然として多い状況です。

本コラムでは、国土交通省・東京都・警察庁・東京屋外広告協会(TOAA)など公式ソースに基づき、アドトラックに関わる規制と申請フローをわかりやすく解説します

アドトラックにはどんな規制があるか

■ 音量・走行時間・エリアの3軸で理解する

アドトラックの規制は、大きく「デザイン・外観規制」「音量規制」「走行許可」の3軸から成り立っています。それぞれの根拠となる法令が異なるため、一度に複数の申請・確認が必要になる点に注意が必要です。

① デザイン・外観規制(屋外広告物法・東京都屋外広告物条例)

国土交通省が所管する「屋外広告物法」は、屋外広告全般の設置・表示に関する全国共通の法的根拠です。これに基づいて各都道府県が独自の条例を制定しており、東京都では「東京都屋外広告物条例」が適用されます。

東京都条例では、車体利用広告(アドトラック)について以下の表示が禁止されています。

・電光表示装置(LEDビジョン等)による映像表示
・運転者をげん惑させるおそれのある発光・蛍光・反射素材の使用
・車体の窓・ドアガラス部分への広告表示
・車体正面(運転者面)への過度な広告デザイン

また、申請の前提として、公益社団法人東京屋外広告協会(TOAA)による「デザイン自主審査」の受検が義務付けられています。審査基準の3本柱は

(1)交通安全への配慮
(2)公共空間にふさわしいデザイン
(3)街区の景観への配慮

となり、審査期間は原則7日程度で、合格したデザインには「審査済証」が交付されます。

出典:東京都都市整備局、公益社団法人東京屋外広告協会

② 音量規制(東京都環境確保条例・暴騒音条例)

アドトラックで拡声器(スピーカー)を使用する場合は、2つの条例による音量規制の対象となります。

規制根拠

規制内容

違反時の措置

東京都環境確保条例 (第129条・第130条 

音源直下から10m地点での音量が用途地域ごとの基準値以内であること(例:商業地域など)。午後7時〜午前8時の使用禁止。幅4m未満道路での使用禁止。同一場所では1回10分以内、15分以上の休止が必要。 

指導・行政処分 

拡声機による暴騒音の規制に関する条例 (東京都公安委員会)

音源から10m以上離れた地点で85デシベルを超える音(暴騒音)の発生禁止 

警察官による使用中止命令。繰り返し違反時は使用停止命令。6ヶ月以下の懲役または20万円以下の罰金 

出典:東京都環境局


③ 走行許可(道路交通法第77条・道路使用許可)

道路交通法第77条に基づき、広告宣伝車を公道で走行させるためには管轄警察署への「道路使用許可申請」が必要です。警察庁の指針に基づき、申請は走行ルートを管轄する警察署へ提出します。

走行開始までの申請フロー—ohpnerの場合

広告審査から走行開始まで 

ohpnerでは東京屋外広告協会による審査・行政申請・色校正・施工を含む全工程を代行しています。走行開始まで余裕を持ったスケジュールを設定しており、キャンペーン開始の6〜8週間前からのご相談を推奨します。色校正は1回実施が標準で、2回以上の場合は追加費用とスケジュール調整(1〜2週間)が必要です。

->アドトラック・モビリティ広告の詳細はこちら

規制強化でも市場が伸びている理由

規制強化を経た2024〜2025年は需要が一時的に減少したものの、中長期では力強い回復と成長が見込まれます。ohpner×デジタルインファクトの共同調査によると、2030年の市場規模は75億円(2025年比約5倍)に達する見通しです。その成長を支える背景には、3つの構造的な要因があります。

出典:ohpner × デジタルインファクト 共同調査(2025年7〜9月)
モビリティ広告(アドトラック)市場予測レポート|ohpner

理由① 「デジタル広告の飽和」と「リアル接触への回帰」

スマートフォンの普及によってデジタル広告が飽和した結果、生活者の「広告慣れ」が進んでいます。これに対し、実際に街を走るアドトラックは「スキップできない」「チャンネルを変えられない」という強制的な視認性を持ちます。渋谷や新宿などの高い通行量エリアでは一日あたり数万人規模にリーチでき、この「リアル接触への回帰」がOOH広告全体の再評価につながっています。

理由② SNSとの相乗効果による「バイラル拡散」

インパクトのあるビジュアルのアドトラックは通行人によってSNSに投稿・拡散されやすく、「サプライズ接触」が自然発生します。韓国コスメ・外資系ブランド・美容医療・BtoB分野など、これまでアドトラックを活用していなかった新たな広告主層がSNS連携施策を目的として参入しており、オンラインとオフラインを組み合わせた活用が定着しつつあります。

理由③ 規制強化が「質の向上」と「業界の信頼性」をもたらした

2024年の条例改正によって規制に対応できない事業者が市場から退出する一方、適法に運営できる事業者への信頼度が向上しました。上場企業やグローバルIP企業による出稿も増加しており、媒体としての信頼性と話題性が市場全体の認知を高めています。広告主にとっては、規制対応済みの事業者に依頼することでコンプライアンスリスクを排除できるという安心感も、需要拡大の要因になっています。

規制対応で失敗しやすい3つのポイント

東京都都市整備局や東京屋外広告協会(TOAA)の公開資料をもとに、実際に申請時・運用時につまずきやすい3つのポイントを解説します。

NG 01 :スケジュールを詰め込みすぎて申請が間に合わない

最も多いトラブルがスケジュールの読み間違えです。デザイン審査(約7日)→屋外広告物許可申請→道路使用許可申請と複数の手続きが直列に並ぶため、余裕を持って動かないとキャンペーン開始に間に合わなくなります。東京都都市整備局は「走行開始まで最低でも約1ヶ月程度かかる」と明示しています。キャンペーン開始の6〜8週間前から準備を始めることが現実的です。


NG 02 :デザイン審査を通過できる仕様を知らずに制作する

TOAAのデザイン自主審査では、LEDビジョン、蛍光素材、反射素材、車体正面への過度な表示などが不合格となります。デザイン審査の基準を知らずにクリエイティブ制作を始めてしまうと、制作費と時間を無駄にしてしまいます。特に「規制前の派手なアドトラック」をイメージしてデザインすると、ほぼ確実に審査で修正を求められます。審査基準(交通安全・公共性・景観配慮)を前提にデザインに落とし込む必要があります。


NG 03 : 都外ナンバー車両なら規制対象外と誤解している

2024年6月30日以前は、都外ナンバー車両には東京都屋外広告物条例が適用されていませんでした。しかし改正条例の施行後、都内を走行するすべての広告宣伝車(都内・都外ナンバーを問わず)が規制対象となっています。「都外ナンバーを使えば申請不要」というのは2024年7月以降は完全に誤りです。無許可で走行した場合、許可の取消・行政措置命令・罰則の対象となります(東京都都市整備局)。

ohpnerの申請対応:ワンストップで代行できる理由

ここまで解説してきた複雑な申請フローと規制対応を、ohpnerはワンストップで代行しています。この節では、なぜそれが可能なのか、そして広告主にとってどのようなメリットがあるのかを説明します。

① 自治体・警察署への申請を一括代行

ohpnerは東京都屋外広告物条例を遵守し、管轄の警察署への道路使用許可申請、区・多摩建築指導事務所への屋外広告物許可申請、屋外広告業の登録手続きを含む走行に必要な全申請をワンストップで対応しています。

広告主はキャンペーンのゴールと予算・スケジュールをohpnerに伝えるだけで、法的手続きをすべて委任できます。社内のリーガルチェックや自治体窓口との交渉に時間・工数を割く必要がなくなります。

② TOAAデザイン審査基準に沿ったクリエイティブ制作

公益社団法人東京屋外広告協会(TOAA)のデザイン自主審査基準に則り、ohpnerは入稿前の段階でクリエイティブの適法性チェックを実施しています。審査基準の3本柱(交通安全への配慮・公共空間への適合・景観への配慮)を前提としたデザインレビューにより、審査での修正・差し戻しリスクを最小化します。

また、色校正を1回実施し印刷品質・色再現を確認した上でデータを最終確定。他のトラックと並んだ際に明らかにクオリティの差がわかる水準を確保しています。

③ 毎日点検による安全・品質の維持

専門整備士による車両の毎日点検を実施し、走行中のトラブルや広告素材の劣化を未然に防いでいます。走行時間は12時〜19時(ドライバー休憩1時間含む)を基本とし、人流データを活用した広告リーチレポートを無償で提供するなど、効果の可視化にも対応しています。

対応項目

ohpnerの取り組み

屋外広告物許可申請

東京都屋外広告物条例に基づき、区・多摩建築指導事務所への申請を代行

道路使用許可申請

道路交通法第77条に基づき、管轄警察署への申請を代行

TOAAデザイン自主審査

入稿前の事前チェック・デザイン調整を実施し差し戻しリスクを最小化

屋外広告業の登録

都内走行に必要な登録を保持・維持

色校正・クリエイティブ管理

色校正1回実施・高品質ポスター素材で印刷品質を確保

車両日常点検

専門整備士による毎日点検で走行品質を保証

効果レポート

人流データを活用した広告リーチレポートを無償提供

まとめ

アドトラックは、複数の法律・条例が重なる複雑な規制環境の中で運用される広告メディアです。2024年6月の条例改正により、都外ナンバー車両にも規制が全面適用されたことで、出稿前の申請対応はより重要になっています。

一方で、規制の整備は業界の健全化をもたらし、市場は中長期で力強い成長が見込まれています。ohpner×デジタルインファクトの共同調査によると、2030年の市場規模は75億円(2025年比約5倍)に達する見通しです。

規制対応・申請手続き・品質管理を自社でカバーしようとすると、相応の工数とリスクが伴います。ohpnerに依頼することで、これらをすべてワンストップで委任でき、広告主はキャンペーンの成果に集中できます。

安心して出稿したい方は、ohpnerへご相談ください

申請代行・デザイン審査対応・品質管理まで、
アドトラック出稿に必要なすべてをワンストップで提供しています。

モビリティ広告(アドトラック)の詳細はこちら
お問い合わせはこちら

本コラムで参照した公式ソース一覧

機関

参照内容

URL

国土交通省

屋外広告物制度の概要・屋外広告物法の目的(法的根拠)

https://www.mlit.go.jp/toshi/townscape/

e-Gov法令検索

屋外広告物法(原文)

https://laws.e-gov.go.jp

警察庁

道路使用許可申請(道路交通法第77条)

https://www.npa.go.jp

東京都都市整備局

広告宣伝車ページ・申請フロー・様式DL

https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp

東京都都市整備局

2024年6月改正(都外ナンバー規制拡大)告知・説明動画

toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/sendensha

東京都都市整備局

九都県市連携の取組(広域規制統一の根拠)

https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/sendensha

東京都環境局

環境確保条例・拡声器の音量規制(第129条・第130条)

https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp

東京都公安委員会

拡声機による暴騒音の規制に関する条例(85dB規制)

https://www.reiki.metro.tokyo.lg.jp

公益社団法人 東京屋外広告協会(TOAA)

広告宣伝車デザイン自主審査基準

http://toaa.or.jp/shatai/adcar.shtml

公益社団法人 東京屋外広告協会(TOAA)

東京都屋外広告物条例(抜粋・解説)

http://toaa.or.jp/jyou/

日本屋外移動広告協会(JOMMA)

業界団体・自主規制の取り組み

https://www.jomma.tokyo



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